注目のDDTレッスルピーターパンday1、プロレスリングノア金剛・拳王vsDDT高木三四郎の対決(6メンタッグ)は、覇王が松永智充選手を抑え込み、金剛の勝利に終わりました。
試合は、高木三四郎の攻撃を拳王が受け流す展開。
高木三四郎はフィジカルではかなわない感があったものの、これぞDDTな攻撃を繰り出しました。
プラスチックボックス攻撃、自転車に乗ってのラリアット!
プラスチックボックス攻撃は、北宮は受けて、ブルブル震える、という噛み合うシーンを見せたが、拳王はすかし、フットスタンプ一撃で壊してしまうというシーンを作り出しました。
これはこれで、どちらも”らしさ”を出した展開。
後半は、拳王が蹴暴で高木三四郎を何度も蹴り倒すも、カウント3をとる前に自ら高木三四郎の体を起こし、最後は場外乱闘を繰り広げる間に覇王が松永選手から3カウント。
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お互いに試合に向けて決着をつける!”ファイヤーだ”と宣言して臨んでいた試合。
6メンになったときから、完全決着、”ファイヤー”決着(解雇)にならないのではと少し安堵してみていたのですが・・・
金剛と対戦したDDT高木三四郎「全部違う!プロレスリング・ノアとは全く合わねぇよ!」(THE DIGEST) – Yahoo!ニュース #noah_ghc #ddtpro https://t.co/4h4rjV3vol
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) June 6, 2020
試合後、拳王は、マイクを取りながらも、無言でマイクをたたきつけ、退場。
拳王から高木へのファイヤー宣言はなし。
そして、高木三四郎がおもむろにマイクを手に取って、リング上へ。
「お前らとはかみあわねえよ!」
と厳しい表情で語りだし、「プロレスリングノアは好きにやればいい」と。
そして、「俺たちDDTも好きにやる!」と。
見逃しでDAY1見て、みんな凄い才能だなと改めて嫉妬(笑)。古くからのプロレスのフォーマットじゃないかもしれないけど、異才が集まり自由にプロレスを表現するのがDDTの魅力なんだと改めて認識しました。
【見逃し】WRESTLE PETER PAN 2020 DAY1 https://t.co/sWJu1yI8ZS #ddtpro #WrestlePeterPan pic.twitter.com/6VVRxZKtWj
— 高木三四郎 SanshiroTakagi (@t346fire) June 6, 2020
厳しい表情で語り始めたときには、本当にノアの社長を辞める、というんじゃないかと、一瞬ハラハラ。だって、サイバーエージェントにつないでくれた恩人ですし、いい人じゃないですか。
で、あとのインタビューを見終わって、あらためて考えてみる。
決別と言いつつ、もう交わらないと言いつつ、ノアの社長は続けていただけるらしい。(経営面ね)
で、リング上については、DDTとノアの特徴がまったく違うこと、指向しているプロレスのスタイルもまったく違う、ということをまさにリング上であきらかにし、変にまじわってやっていくことはない、とそれぞれのファンに宣言した形。
そういう意図だとすると、高木さん、ノアファンの中にひょっとするとまだ残っていたかもしれない、統合への懸念、融合への懸念を払しょくしてくれたのかもしれませんね。
そして、DDTにとっては、レッスルピーターパンというビッグイベントの中で、他の試合にはない緊張感とスペシャル感を生み出した。
後半戦最初の試合にラインナップしたところも、なかなかナイスでした。
最後の試合は、なんといっても”ヨシヒコ”ですしね。そこはDDTという団体のカラーを強くはっきりさせたところ。
とりあえず、それぞれのファイヤーはなくなり、めでたしと思っていいんでしょうか。金剛は金剛で、その存在感を見せましたしね。
あと、樋口さんとか松永さんというのは、ひょっとしたらノアのような戦いをしたいのかもしれないなぁ、と思ったのですが、今後ノアにあがる伏線になったのでしょうか?
今後、またあらたな展開が生まれそうです。